俺は誰よりもモテないと知っていた だからモテる努力を泥臭くコツコツとしてきたんだ
高校のころ片思いしていた同級生の子に3年生の夏振られた
2年半の片思いで、結局和めもせず、目を合わせて会話もできず、遠くから見ているだけのキモイ男だった。
高校一年のころ、話したこともないのに、家に電話して花火大会に誘ったこともあった。
（当時はスマホもなく、直接家に電話するか、学校内でアポを取るしかなかった）
その子の家に電話する時に限って、おやじが出るというあるある。
そして、今思えばあり得ない行動。
もちろん、安定の童貞だった。
2年半の想いを告げた告白は、真夏の図書館前に手紙で呼び出しての告白だった。
「好きです、付き合ってください。」
「ごめんなさい」
はやっ
一瞬。
に思えたが、おそらく、１，２秒。
そのあと
「そうだよね、ははっ」
と乾いた笑いしかでない状況で、階段を駆け下りて振り返ることはなかった。
もう吹っ切れた感じ。
というか、ねじが飛んだというか。
そのあとは、受験をつつがなく終えて、大学生の時には片っ端から遊んだ。
いくら遊んでも、渇きが収まることはなかった。
誰よりもモテなかった高校時代
適当に遊んでいた大学時代
社会人になり、サラリーマンになって時間が無くなって妥協した彼女と付き合っていた
本当に好きだったのか？と言われるとわからない。
独立して自営業になったタイミングで彼女に振られた。
「自営業なんて不安で仕方ないから別れましょ」
昔、ねじがとんだ感覚を思い出した。
このタイミングでナンパ師になることを決意する
それが32歳
30代になってもまだストリートナンパに出て女の尻を追いかけるのか？
もう同級生は落ち着いて、結婚し、子供を育てている
それでもやろうと思って挑戦を始めた。
なぜだかわからない渇きを潤したいがために。
本当に自分の欲求を満たすためだけにナンパを始めた。
昨年は、123ゲット
おととしは７２ゲット
と着実にゲットを重ねているが
俺は誰よりもモテないことを知っているから毎日毎日の努力は欠かさない。
さらにいい女を抱くためだけに、
会話のスキル、
雰囲気、
見た目の向上
ここに余念を許さない。
徹底的にやる。
今は終着地点はわからない。
ただ、一人でも多くの女性の心を抱き、
満足させて
自分を向上させたい
それだけのために、
今日も街に出たいと思う。
全ては声かけという基礎練
連れ出して即日抱くという刹那的な快楽のためだけに
忘れていた18歳の夏の思い出を取り戻すためだけに。
フェイスブックでその子が結婚したことを知った。
すき家で牛丼を食べていたが、知らずに涙が流れた
深夜だったがとりあえず生ビールを頼んで、忘れることにした。
そして、そのあと街に出た。
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